企画事務職の経営企画部 採用企画課では、
業務の適正化や改善策の立案など、経営方針に沿った営業戦略立案を行っています。
ITやマーケティング、各種データを活かしながら、幅広く活躍できるポジションです。
真っ直ぐで正直。この信念が自分の軸に。
これまでの人生を振り返ってみると、私は「真っ直ぐで、正直でいたい」という信念を貫いてきたからこそ今がある、と思っています。もちろんそのために幾多の苦い経験も味わいましたが、自分の軸を持っていたから乗り切ることができたと感じています。
私は親の仕事の関係で、中国の長春で生まれ育ち、13歳の時に両親の故郷である長野へ移りました。当時は日本語の習得の難しさを実感する日々。受験勉強の際もなかなか苦手意識が拭えず、結局浪人することになってしまいました。そこで奮起した私は、国語の偏差値を1年で70まで伸ばし、翌年には東京大学に合格することができたんです。
すると今度は全力で取り組んできた国語が面白くなり、理系の学部に入学したものの文系学部へ転部。生まれ育った中国の文書を読み解くことに熱中するなど、学びの方向が大きく変化していきました。思えば「自分の信念を貫きたい」というポリシーがそうさせたのでしょう。
就職の季節を迎え、周りの仲間は早々と大手企業への内定を獲得していました。一方、私は大手企業には合わないと自己分析し、かねてから興味のあったマーケティング分野に携われる広告会社やベンチャー企業を研究するようになりました。SGフィルダーに出会ったのは、ベンチャー企業が集まる就活イベントの場だったのですが、いきなり社長と話す機会があり、強く印象に残りました。
就活も終盤を迎え、私は広告会社とデジタルマーケティング会社、そしてSGフィルダーの3社から内定を獲得していました。私は熟慮の結果、まずSGフィルダーを辞退しようと思い、その旨を伝えに本社へと足を運びました。電話やメールでも良かったのですが、「真っ直ぐで、正直でいたい」というポリシーに沿い、自分の口から人事の方に伝えようと思ったのです。この行動が、思わぬ方向へと私を導きました。
本来ならば人事の方と対面するはずの応接室に現れたのは、なんと社長でした。驚いたものの私は当初の考えを崩すことなく「辞退します」と伝えたところ、「普通の会社ならば新卒1年目からマーケティングには携われないけれど、SGフィルダーならそれが可能です」と言ってくれたのです。確かにあとの2社からは「まずは営業から」と言われており、社長の言葉は説得力がありました。加えて、「私はスピード感を重視したい。当社で1年目からマーケティングに携わり、スペシャリストを目指しませんか」と提案をいただいたのです。社長の熱い気持ちに惹かれ、私は迷うことなくSGフィルダーへの入社を決意しました。

マーケティングの現場を入社前から経験。
SGフィルダーでは、入社前に内定者を集めて研修を実施します。内定者同士、同期の仲間としての結びつきを深めるためのものだろうと推測していたのですが、その研修内容はマーケティングの第一線とも言える本格的なものでした。
たとえば、現在のジョブセンターのデータやスタッフデータを分析しながら、「課題を解決するためには新たなジョブセンターをどこに設ければ良いか」を複数チームに分かれて突き詰めていくというものです。リアルな内容と数字を前にして討議を行うことで、結論を導くための論理的思考力が鍛えられ、マーケティングのフィールドで活躍したい私にとって、とても意義ある時間でした。

独り立ちで見えてきた、数字の意味の大切さ。
現在は私は、ふたつの業務に携わっています。ひとつは、SGフィルダーのスタッフデータ・給与データを分析しながら、SGホールディングスの事業会社として果たすべき業務が正常に行われているか否かを判断すること。もうひとつは、分析の結果問題が生じていれば、市場データと突き合わせ、その解決策を企画にまとめ提案することです。
どちらも若手社員が担当するには荷が重そうに思えますが、新卒入社1年時には年3月末まで続くマンツーマンのメンター制度があり、メンターの指導のもとで基礎から順に学びながらマーケティングのノウハウを身に付けることができました。私には入社4年目の先輩がメンターとして付き、公私共に信頼関係を深めていました。ところが10月にメンターの先輩はホールディングスへ異動となり、その日から私は急遽独り立ちすることになったのです。
それまでメンターである先輩の仕事のやり方を見よう見まねで覚え、わからなければ気軽に相談できる恵まれた環境でしたが、今度は全てを自分一人で行わなければなりません。そこで気づかされたのは、一つひとつの数字の意味を深く理解していなければその先の本質が見えてこないということでした。
たとえばそれまではメンターの指示に従い、数字を当て込めば自動計算してくれたエクセルフォームも、なぜそこにその数字を入れるのかが理解できなければ、計算後の意味を浮かび上がらせ判断材料にすることはできません。ならば、と私は一本気な性格を前面に押し出し、理解できるまで自力で調べる日々が始まりました。
幸いにも周りはスペシャリストばかりなので、どうしても理解できない場合はBS(バランスシート)やPL(損益計算書)・経費面の数字は経理の担当者に、各種データの数字はITシステムの担当者に意味を尋ねることで、曖昧だった数字の意味するところが見えるようになりました。
先日、短期の業務としてジョブセンター新設についてのマーケティングを担当したのですが、以前に比べ驚くほど数字の中身が理解できたのには自分でも驚きました。これからも自己研鑽を続け、課の先輩たちと同じレベルで共に仕事に携われるようになりたいですね。

SGフィルダーならではの働きやすさ。
私の趣味は、海外を旅して知見を深めることです。社会人になるとなかなか海外へは行けないだろうと思っていたのですが、有給休暇と休日を組み合わせ、先日5連休を取得してインドネシアのギリ諸島を巡ってきました。
SGフィルダーには働き方について個々の考えを尊重する風土があり、働きやすい環境づくりに積極的に取り組んでいます。1年目から連休を取得できたのも、オンとオフをしっかり分けてリフレッシュしたいという考えを尊重してくれた結果だと思います。皆さんもぜひSGフィルダーで、自分らしい目標と働き方を実現してください。
