企業が抱える経営課題や組織の問題を解決し、労働力が必要な現場に人材を提供する。
その一方でフリーターや主婦、シニア層に仕事を提供する。
営業職はそのマッチングを行い、その後、長期的に伴走し続ける仕事です。
相手の価値観を尊重すること
読書が好きな内向的な性格だった私。そんな私を変えたのは大学での出来事でした。学部は国際教養学部。世界中から多様な文化の学生が集まる環境でした。
文化や宗教など今まで触れ合ったことのない、多様なバックグラウンドの友人と出会いました。宗教上の食事制限やお祈りの時間なども、実際に目の当たりにすることで理解が深まりました。この経験を通して異なる文化や価値観を尊重することの大切さを学び、同時にその考え方の違いに興味を持つようになったんです。
そんな大学生活の中で学び、今も大切にしていることは、『相手の価値観を尊重すること』です。
多くの人たちと接する中で、人とのすべての出会いに喜びを感じるようになりました。日々の仕事では、あらゆる立場の人と接することもあり、常に相手目線でいることを心掛けています。

身をもって感じた裁量権の大きさ
私の就職活動時の軸は「最も自己成長につながる環境」に身をおくことでした。
そんな中、SGフィルダーの面接中に当時2年目の先輩が話してくれたエピソードが印象的で、今でも覚えています。
それは、裁量権があることをよりリアルに実感できた、社内のプロジェクトの話でした。
スタッフさん達が、時給や立地などの条件面以外の部分でも当社に魅力を感じてもらうにはどうしたらいいかと考え、立ち上げたプロジェクトが『スタッフコミュニケーションプロジェクト』。社内新聞を発行したり、快適な働き方の実現のため、冬にはネックウォーマー、夏にはタオルを配布したりしたそうです。これらは、その2年目の先輩のアイデアと聞きました。このエピソードを聞きSGフィルダーは、役職問わずボトムアップで提案できる会社であることがわかりました。
自分から発信すればチャンスが掴める環境。裁量権の大きさこそが、私がSGフィルダーに入社する決め手でした。
そんな私が入社後、実際に裁量権を感じた最初の出来事は、1年目の2月頃。先輩と新たなビジネスモデルの提案資料を作り、役員会議で提出したことでした。
残念ながらコンペには負けてしまいましたが、役員会議に提出する企画に1年目の私が携われたということの充実感にふと気づきました。今振り返ると、新入社員からここまで豊富な経験ができる会社は滅多にないと思います。
SGフィルダーは私の入社時点では創業5年目。まだまだ発展途上ですが、若手が第一線で活躍できる環境が広がっていました。私にとってSGフィルダーは、スピード感をもって成長できる環境でした。

信頼関係の証
私の特徴は、学生時代から入社後に至るまで『金澤は呼べばどこにでも現れる』と言われることがとても多いことです。
元々お酒が好きなこともあり、飲み会の席も得意でした。先輩や仲間から声がかかれば、積極的に参加しました。持ち前のフットワークの軽さは、ソリューションセールスという人のコミュニケーションが重要視される業務において、強みとして活きていると感じています。
一般的な派遣スタッフの対応をする際、派遣先の場所と担当者名しか言われないこともあると聞きます。しかし、SGフィルダーはその人に合わせた対応を行っています。例えば、担当のスタッフさんの仕事が終わる時間に現場の近くにいる場合は、少しで良いので顔を合わせることです。一声でも、“お疲れ様でした”と声をかけたり、“最近どうですか?”とお仕事の状況を伺ったり、こうしたコミュニケーションの積み重ねが信頼関係につながっていくと思っています。
顧客、スタッフ、社内外問わず、face to faceのコミュニケーションを大切にしています。
経営層の想いに寄り添うことが課題解決の鍵
私が2年目の冬。埼玉エリアで急拡大しているクライアントがありました。店舗数が急増している一方で深刻な人員不足が続き、業務過多により、退職につながるという問題が起こっていました。先方の責任者は『大切な人材を逃がしたくない』『個人の仕事の負担を減らし、従業員を守りたい』という強い想いを持たれていました。
その職場は24時間の発送に合わせた3便体制(日勤・午後勤・夜勤)を導入していました。様々な働き方があったので、日によってその時間帯に合わせて同行し、今まで会ったことのないスタッフさんに会いに行きました。彼らは現場の状況をありのままにに伝えてくれました。私がそれらの声を元に提案の準備を行っているとき、先輩からアドバイスを頂きました。
「職場の声だけでなくクライアントの責任者の考えを理解することが大切。クライアントの多くは、自分よりも経験豊富な方々。今の考え方のままではいつまで経っても対等にお話しすることはできないよ。自分も目線を上げ、経営者視点で物事を考えるようにしないとね。」
その言葉を機に、自分がそのセンターの経営者であるという視点に立ったヒアリングを重ね、徐々にセンター長の本音を聞き出すことができるようになりました。また、単なる御用聞きではなく、的確な提案ができるようになり、自分自身の仕事の仕事に対する姿勢も変わり、成長へとつながったと思っています。
SGフィルダーには、新人教育のナレッジが着実に溜まっています。現在は私も教育担当をしていますが、後輩への教育機会が私の時よりもさらに充実していることもあり、彼らの活躍には目を見張るものがあります。

そして世界へ
企業としてはまだまだ若いSGフィルダーですが、私はこの会社に多くの可能性を感じています。グループ全体として推進するアジア戦略にも非常に惹かれています。私にとってSGフィルダーは、スピード感をもって成長できる環境であると感じています。
これから日本の労働力は減少していきます。その中で注目されているのが、成長著しい東南アジア。物流を軸にし、国境を越えて大きな価値を提供していきたいです。
